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皆さんこんにちは!
株式会社橋本電工、更新担当の中西です。
目次
―監視と制御の“見えないインフラ”を支える技術とは?
カメラやセンサー、電気錠などが高性能になっても、それらをつなぐ仕組みが不安定では意味がありません。
セキュリティ工事の“裏方”とも言えるのが、ネットワーク構築とクラウドサービスの設計です。
第6回では、これらの技術的背景や選定のポイント、さらに橋本電工が実際に現場で大切にしている“運用視点”をご紹介します。
現在の防犯システムの多くは、IPカメラ・クラウド録画・遠隔操作が標準装備となっています。
そのため、以下の要素が極めて重要となります:
有線LAN / PoE給電:安定した通信と電源供給が可能
Wi-Fi通信:一部では無線活用も進んでいるが、業務用では安定性が課題
VLAN構成:セキュリティ機器専用のネットワークを構築し、他システムと切り分ける
重要なのは「見えないからといって軽視しない」こと。
ネットワーク障害はすべてのセキュリティ機器の信頼性を損なう要因になりえます。
録画装置は従来、NVR(ネットワークビデオレコーダー)に物理保存するのが主流でした。
しかし現在は、クラウドサーバーへの保存も急速に拡大中です。
クラウド活用のメリット:
ハードディスク障害のリスク軽減
災害時でもデータが喪失しにくい
スマホやPCからどこでも確認・ダウンロード可能
アップデートやメンテナンスがリモート対応可
また、AIと連携することで不審行動の自動検知や顔認証のデータベース化も進んでいます。
遠隔管理機能の代表例:
スマホからのライブ映像チェック
管理者による遠隔でのドア開錠・施錠
警備会社への自動アラーム送信
これにより、「物理的にその場にいなくても守れる」セキュリティ体制が構築可能になります。
特に店舗の夜間監視や高齢者宅の見守り用途では、導入が進んでいます。
IT系の知識が要求される領域のため、導入時は専門業者による設計と構築が不可欠です。
また、クラウド化の進展とともにサイバーセキュリティへの配慮も重要になっています。
パスワード管理の徹底
VPN経由での接続
定期的なファームウェア更新
橋本電工では、セキュリティ設備だけでなくネットワークの設計・施工・保守まで一貫して対応可能な体制を整えており、「つないだ後の安心」もご提供しています。
目に見えないネットワークこそ、現代のセキュリティの生命線です。
クラウド・AI・遠隔操作といった先端技術も、それらを支える通信と設計があってこそ活かされます。
橋本電工は、技術と信頼のネットワークで、地域社会の安心をつないでいます。
次回もお楽しみに!